京王閣スポーツ THE KEIOKAKU SPORTS

2025/2/10~2/12 競輪公式投票CTC杯&東京スポーツ杯(FII)
記事提供:日刊スポーツ
更新:2025/2/3
シリーズ注目選手

宮越 孝治 富山・46歳
年頭から3節全て決勝に進出
今期は昨年前期に何度も落車した不振によりA級降格。ただ、早くもその戦いになじんだ様子。年頭から3節全て決勝に進出し、中でも1月取手準決は中部ホープの逃げを悠々とかわした。G1戦線でも顔になる村田祐樹の師匠としても、さらにリズムを上げたい。

古川 尚耶 栃木・39歳
直前川崎でVと今期も勝負強く快調
S級点数を楽々とオーバーした24年後期に続き、今期も勝負強く、快調な動きを見せている。直前の1月川崎はさばきも伸びもさえ、昨年7月弥彦以来の優勝をゲット。自在性が消えた半面、機動型にとって頼れる追い込み型として腕を上げている。

太刀川 一成 千葉・44歳
素早いS取りで南関勢に好展開
追加や補充をほぼ二つ返事で引き受け、昨年は133走もこなしたタフネス。前節川崎で落車したが、その後に松戸の誘導員を務めて元気な姿を見せた。後手に回ると苦しい近代競輪において、素早いS取りは他に代え難い武器。南関勢に好展開をもたらす。

高木 翔 岩手・31歳
ゲンの良さを武器にして好転のきっかけを
リズムアップへ何か策を見いだしたい。自在性を失い、前期S級では勝ちパターンがなくて苦戦した。今節は小原丈一郎と連係する以外では苦戦を強いられそう。ただ京王閣は前期3勝のうち、2勝を挙げたバンク。ゲンの良さを武器にして、好転へのきっかけをつかみたい。

土田 武志 茨城・25歳
A級で光る先行力は関東勢浮沈の鍵
陸上の短距離種目から転向し、ダッシュと、勝ち気な性格で前期はS級入り。その半年間はスピード不足が災いして苦戦続きも、今期A級ではやはり先行力が光る。日ごろから風が強い取手バンクや街道で乗り込み、重い京王閣も苦にしない。関東勢の浮沈の鍵を握る。

小原 丈一郎 青森・26歳
逃げてV争いできる強みを生かす
この秋冬は養成所に移動し、同じく拠点を移す北日本の若手とハードに乗り込んでいる。2期続けてのA級暮らしは、いずれも失格点が響いた。その反省からもがく距離が長くても、ペースが緩んだら仕掛ける気構え。メンバー唯一と言っていい、逃げてV争いできる強みを生かす。

疋田 力也 愛知・23歳
今節も西勢の柱として奮闘
S級生活は昨年後期の半年だけでも、今後への糧になったはずだ。ダッシュ不足を組み立てでカバーしようにも、要所で立ち遅れた。この点が課題になるのは今のS級でも同じ。挑戦者のように前へ前へ運ぶ総力戦で好展開を呼び込みたい。今節も西勢の柱として奮闘する。

鈴木 彩夏 東京・29歳
7節連続決勝進出の勢いでいざ地元戦
昨年春に右鎖骨を骨折するなど、大けがを負った落車禍から完全に立ち直った。戦法がマーク、差しで似通う元砂七夕美を頼りに奈良へ出げいこする他に、体幹を鍛え直してリズムが戻った。1月四日市まで7節連続で決勝進出。勢いに乗って迎える、この地元戦も期待できそうだ。

山原 さくら 山口・32歳
再び柔かつ剛の走りを展開
昨年末には石井寛子に次いで2人目のガールズ600勝レーサーになった。生命が危ぶまれる大病を克服し、デビュー12年目を迎えても先行力に磨きがかかる。1月松山決勝は太田りゆを内に閉じ込め、絶妙な組み立てで制した。再び柔、かつ剛の走りを展開する。

太田 りゆ 埼玉・30歳
持久力強化し3場所ぶりのV奪取を
パリ五輪では、女子ケイリンで日本女子として最高の9位の成績を収めた。競技から退いた現在は、デビュー8年目で初めてガールズケイリンのみに挑んでいる。ダッシュはもちろん、持久力を強化して先行勝負も苦にしない。3場所ぶりのV奪取といきたい。
更新時期
毎開催(節)ごとに更新されます。