京王閣スポーツ THE KEIOKAKU SPORTS

2024/6/1~6/3 ウィンチケットミッドナイト競輪(FII)
記事提供:日刊スポーツ
更新:2024/5/23
シリーズ注目選手

石田 典大 東京・26歳
地元絶対エースが遠征勢を返り討ちだ
123期の新鋭ながら、地元の絶対エースとしての重責を担う。学生時代はパワーリフティングで活躍。そこで培った筋力を競輪でも生かしつつある。5月久留米では同期2人を相手に、前受けからの2周突っ張り先行で逃げ切りV(完全)と航続距離の長さを見せた。今開催は強力な遠征勢を返り討ちにしてみせる。

菊地 圭 宮城・23歳
ダッシュと地足のバランスがいい脚質
荻原尚人門下で鍛えられ、毎レースバックを取ることに意欲を見せている。なかなか連勝街道というわけにはいかないが、積極的な走りには好感が持てる。ダッシュと地足のバランスがいい脚質で、両方のレベルアップが今後の課題。同期との対決には特に燃えるタイプで、今開催も激しい主導権争いを挑む。

山田 駿斗 千葉・20歳
荒削りさは残るが伸びしろも大きい
123期・千葉3羽がらすの1人。陸上競技では主に3段跳びで活躍。そのつてもあり、同じ陸上出身の染谷幸喜の門をたたいた。適性合格だけにまだまだ粗削りな面は残るものの、その分伸びしろは大きい。今年すでに優勝6度と結果も出ており、2班に昇格する来期を見据えてスケールの大きい走りを披露する。

石川 航大 宮崎・24歳
強地足を生かし西日本勢を引っ張る
高校時代から自転車競技に励み、主に団体追い抜きやポイントレースといったトラックの中長距離で活躍した。プロ入り後は課題だったダッシュ力も徐々に強化されつつあり、3月取手では同期のカマシ先行を2角3番手まくりで沈めて今年初V。強地足を生かし、西日本勢を引っ張る。

依田 翔大 山梨・25歳
学生ロード界のスターが優勝量産へ
日大時代には全日本学生個人ロードレース大会で優勝するなど、ロードレース界のスターだった。デビュー当時こそ競輪への戸惑いがあったものの、昨年後半からは確実に決勝に進出し、優勝も量産。京王閣は2月に1① ❸ と上々の成績を残しており、優勝候補の1人だ。

大城 慶之 大阪・39歳
チャレンジ降格の今期はすでに優勝2回
チャレンジに降格した今期は実力の違いを随所で見せており、完全Vを飾った4月の地元岸和田など優勝も2度。自力主体に前前に踏んで別線の番手に入るなど、スピード自慢の新人レーサーには厄介な存在だ。当地初登場だった19年9月には1、2班戦で決勝進出しており、今回も決勝は外せない。

野上 竜太 岡山・28歳
強地足でバックを取る積極性が持ち味
強地足とほとんどのレースでバックを取る積極性が最大の持ち味。その徹底先行ぶりは、例え相手がデビューしたばかりの新人相手でも全く変わらない。当地は昨年12月に出走し、この時の決勝は最後方からまくって2分の1輪差の2着と好走している。今開催もそのレースぶりは必見だ。

片山 直人 福岡・42歳
デビュー23年目も堅実さ衰え知らず
デビュー23年目を迎えたが、堅実な走りは衰え知らずだ。1場所に最低でも1勝は挙げており、3月高松では新人の2角まくりを余裕を持って差し切り、今年初優勝。展開さえ向けばものにできるだけの準備は常にしている。今開催も西日本の新人の番手から鋭い差し足を披露する。

鈴木 広人 神奈川・40歳
番手からのシャープな差し足が光る
すっかり自力の決まり手はなくなった半面、各開催で番手からのシャープな差し足が光っている。今期も5割前後の連対率、6割近い3連対率を誇り、車券への貢献度は高い。南関の機動型を操りながら、昨年10月高知以来となる今年初優勝を虎視眈々(たんたん)と狙う。

黒滝 大翔 茨城・29歳
タテ、ヨコ自在の勝負で存在感は十分
1、2班戦ではなかなか好成績を挙げられなかったが、ステージをチャレンジに移せば存在感は十分。先行はないものの、確かな位置取りからのタテ、ヨコ勝負で新人レーサーの間隙(かんげき)を突くシーンが多く見られる。目標がいなければ自在に、いれば番手の仕事しつつ直線抜け出しを図る。
更新時期
毎開催(節)ごとに更新されます。